礼服、喪服に合わせるアクセサリー【女性編】【男性編】

アクセサリーの合わせ方

礼服、喪服に合わせるアクセサリー、靴、バッグについて紹介します。女性と男性に分けて解説していますので参考にして下さい。

アクセサリーの合わせ方

冠婚葬祭に参加するにあたって、礼服や喪服を用意する必要があります。礼服や喪服を身に着けていても、身の回りのアイテムが場違いだと不自然な見た目になってしまいます。

 

結婚式や葬式に参加する場合、どのような小物やアクセサリーをコーディネートすればいいかについてみていきます。

 

結婚式のようなおめでたい席の場合、アクセサリーや小物に関してのルールはそれほど厳しくはありません。しかし亡くなった人を送り出す葬式の席の場合、小物やアクセサリーのルールもより厳格に定められています。

 

喪服を着る場合には、細かなところまで気を遣うようにしましょう♪

 

男性の結婚式の場合の小物の選び方

男性で結婚式に出席する場合、靴は黒の革靴もしくはエナメル素材のものを選ぶといいです。靴下は靴の色に合わせるのが基本です。

 

つま先の革の切り替えがストレートになっているストレートチップ、もしくはつま先に飾りの一切ない基本的なデザインのプレーントゥがお勧めです。

 

スニーカーなどのカジュアルすぎる靴の着用はもちろんだめですよ。また偽物でもクロコダイルやスエードのような殺生をイメージさせるような靴を履くのは避けましょう。

 

男性の結婚式の礼服やネクタイ、ワイシャツなどにはある程度の決まりがあります。このため参列している人のスタイルもどれも似たような感じになりがちです。

 

そのような中でおしゃれに決めたいのであれば、小物で差をつけてみましょう(^_-)-☆たとえばネクタイピンやポケットチーフ、カフスといったアイテムを使うと、ほかの人とは違っておしゃれさをアピールできますよ。

 

 

女性の結婚式の際の小物のマナー

女性が結婚式に呼ばれた場合、おしゃれさをアピールしたいと思う人も多いでしょう。ドレスはもちろんのこと、小物にも手を抜かずにおしゃれなコーデを意識すれば、周りの人の注目を集めるでしょう。

 

バッグ

まず結婚式に持ってくる人も多いバッグは、コンパクトサイズのものを選びましょう。

 

特に披露宴などの会場に持ち込むバッグの場合、かさばらないような小さめのものを選びましょう。コンパクトサイズのバッグなので、入れるものは必要最小限です。

 

たとえば貴重品やメイク直しをするためのアイテム、ハンカチ、ティッシュといったものです。座席周りにおけるようなサイズのバッグを見つけることです。

 

ちなみにほかにもいろいろと持っていくものがあれば、大きめのバッグを用意してもかまいません。しかしこのような大きなバッグは、クロークに預ける形にしましょう。

 

結婚式・披露宴はフォーマルな場であることを忘れないでください。このような場所にふさわしい靴は、かかとのあるパンプスになります。ミュールやサンダル、オープン等の靴などはふさわしくありません。

 

冬場の結婚式の場合、パンプスでは足元が寒いのでブーツで行きたいと思う人も中にはいるでしょう。しかしブーツに関しても、結婚式で身に着ける靴としてはふさわしくないので注意しましょう。

 

たとえば冬場式場までは寒いのでブーツをはき、会場に到着したところでパンプスに履き替えるのであれば問題はありませんよ。

 

結婚式で留意しておきたいのは、あくまでも花嫁が主役である点です。花嫁よりも目立つ・一緒のアクセサリーは身に着けないように心がけましょう!特に生花やコサージュは、花嫁だけが当日身に着けることのできるアイテムだと思いましょう。

マナー2

 

また、きらきらする素材のアクセサリーも身に着けない方がいいです(^_^;)花嫁が身に着けるティアラを連想させてしまうからです。

 

あと意外に重要なポイントとして、腕時計を身に着けるのは基本マナー違反とされています!腕時計を身に着けていると、どうしても目が行ってしまいます。

 

すると「せっかくの結婚式のお披露目なのに時間を気にしている」と周りの人から思われかねません。いつもの癖でうっかり腕時計を着用してしまうことも多いので、注意しましょう!

 

 

葬式における男性のアクセサリーの注意点

アクセサリー

葬式に参列する場合、男性であれば基本的にアクセサリーはすべて外して臨んだ方がベターです。

 

お焼香の際には、手元がクローズアップされることも多いです。このときに派手な腕時計やブレスレットがのぞくと、どうしても場違いな印象を与えてしまいます。

 

結婚式のときには着用しても問題なかったネクタイピンも、喪服の際には基本NGと思いましょう。既婚者で、普段結婚指輪をつけている男性もたまにいます。このような方は葬式の席でもわざわざ結婚指輪を外す必要はないでしょう。

 

喪服とコーデする際の靴の注意点は、黒の地味な革靴を履くことです。結婚式の場合では問題ない光沢のある素材のものは避けるべきです。

 

また男性の革靴の中には、金属のついているものもしばしば見かけます。このような金属のついている革靴もキラキラしますので、葬式の席ではふさわしくないです。

 

靴下

黒の革靴に合わせて、黒の靴下を準備しておきましょう。靴下で注意したいのは、無地のものをはくように心がける点です。一見すると黒の靴下でも、細かく見ると比較的目立つ柄の入っているものもあります。

 

このような靴下を履いていかないように、喪服を着用する前に問題ない靴下か確認をしておきましょう。男性の場合、小物をいろいろと葬式の席で持つ必要はありません。せいぜい香典を包むための袱紗程度を準備すれば十分です。

 

香水

最近の若い男性の中には、香水やフレグランスをつけている人も多くなりました。結婚式の席上でこのような香水をつけるのは一種のエチケットとして、むしろ推奨されるべきものかもしれません。

 

しかしお悔やみの場である葬式でこのような香水やフレグランスをつけることはタブーとされています。整髪料や柔軟剤の香りなども強ければ、周りから嫌な顔をされるかもしれません。

 

香り控えめのものを使用するように心がけましょう。

 

 

葬式に出席する際の女性の小物のマナー

女性が葬式に参列する場合、極力華やかな印象を与えないようにおとなしめのコーデを心がけることが大事です。

 

アクセサリー

パールのネックレスを用意しましょう。パールのネックレスは葬式に参加したことのある方は、女性で身に着けている人が多いと思ったことがあるでしょう。

 

パールは涙の象徴といわれていて、喪服にマッチする数少ない宝石の一つです。パールのネックレスをする場合には、白と黒、グレーのいずれかに限られます。

マナー1

 

そしてもう一つ、一連のネックレスを心がけましょう。二連・三連のネックレスは「不幸が重なる」という不吉な前兆を意味するからです。ちなみにパール以外でもブラックオニキスや黒球のジェット、黒容積のアクセサリーでもマナー違反とはなりません。

 

しかし留め具にゴールドを使っているなど、華やかで目立つ部分のあるアクセサリーはふさわしくないので注意しましょう。

 

女性の葬式のアクセサリーというとパールのネックレスをイメージしますが、絶対に着けないといけないわけではありません。別に何もアクセサリーを身に着けずに葬式に臨んだとしてもマナー違反にはなりませんよ。

 

バッグ

葬式の際のバッグは、黒無地の布製でシンプルなデザインのコンパクトサイズのものを用意しましょう。

 

留め具などがゴールなど光輝くようなものやエナメルの光沢のあるバッグ、爬虫類の革やファーの使われたバッグはマナー違反とされています。
そのほかにもショルダーバッグもカジュアルなイメージがあるので、葬式に用いるバッグとしてはふさわしくないので注意です。

 

葬式の際の女性の履くべき靴は、シンプルな黒のパンプスです。ストラップがあっても問題はありませんが、留め具がゴールドなど金具の目立つものは履かないようにしましょう。

 

布やツヤのない本革や合皮のもので光沢の出ていない靴を探すことです。爬虫類革の靴は殺生をイメージさせるので基本的にいけません。

 

 

結婚式と比較すると、葬式のほうが小物などのルールが厳しくなります。

 

葬式に参列する際には、あまり余計なものは持っていかない方がいいでしょう。

 

もし葬式に参列した後に必要なものがあれば、バッグの中に入れてどこかにいったん預けて、斎場にはもっていかないなどの対策を講じましょう。